ピアノ
ジョナタン・フルネル
世界三大コンクールのひとつ、
エリザベート王妃国際コンクールに優勝(2021年)の逸材!
Jonathan Fournel
絶妙なバランスで絡み合う怒涛のテクニックと熱情。オーケストラ並みに多彩な音色のパレット。そして楽曲の内奥に迫り、作品の細部に燦然たる光を当てる明晰さ。
しかし彼には何にもまして、聞き手の心に訴える表現力がある。
David Kettle, The Scotsman紙
フルネルは虎だ――力強さ、威厳、柔軟性、スピード、凄まじさ、エレガンスを兼ね具えている。
Alain Lompech, Bachtrack, 2021年
音楽性と詩情にあふれるナチュラルな演奏が持ち味のフルネルは、モーツァルトの《ピアノ協奏曲第18番》から比類のない透明感と抒情性を引き出し、ブラームスの《ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ》においては、物語を紡ぐ確かなセンスと熱烈な一面を発揮した。
Marie-Aude Roux, ル・モンド紙, 2021年エリザベート王妃国際コンクールでの演奏について
2021年、27歳でエリザベート王妃国際コンクールに優勝。同時に聴衆賞であるMusiq3賞ならびにCanvas-Klara賞も同時受賞した。またそれ以前に20歳で、スコットランド国際コンクールとヴィオッティ国際コンクールでも第1位に輝いている。
アムステルダムのコンセルトヘボウ、フィラルモニー・ド・パリ、ライプツィヒのゲヴァントハウス、ブリュッセルのパレ・デ・ボザールなどの主要ホールや、ルール・ピアノ音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭などに出演。S.ドゥヌーヴ、T.ダウスゴー、H.ウルフらの指揮のもと、ベルギー国立管、ルクセンブルク・フィル、ロイヤル・スコティッシュ管、パリ室内管などと演奏するほか、室内楽でもA.デュメイやG.カプソン、モディリアーニ弦楽四重奏団などと共演している。
自身が愛情を注ぐモーツァルト、ショパン、ブラームスの作品の演奏において定評を得る一方、現代音楽にも高い関心を寄せる。バクリの「ピアノ・ソナタ第3番」などの世界初演や、ボイル、アデスらの作品をリサイタル・プログラムに含めるなど、すでに幅広いレパートリーを築いている。
フルネルは、Alphaレーベルと契約。2021年10月にリリースされたブラームスのアルバムは、世界中の主要メディアから絶賛され、ディアパゾン、テレラマなどの賞を受賞。2024年2月には、ハワード・グリフィス指揮モーツァルテウム管弦楽団とモーツァルトの協奏曲第18番と第21番を収録したアルバムがリリースされ、高い評価を得た。このアルバムは、オルフェウム財団主催の新世代モーツァルト・ソロイスツ・コレクションの一部で、複数のソリストをフィーチャーしたモーツァルトの協奏曲全集である。アルファ・クラシックからの2枚目のソロ・アルバム(ショパンとシマノフスキ作品)は、2024年8月下旬にリリースされる。
パリのADAMIから「クラシック新人賞2017」を贈られ、現在、コラ財団、ゴエラン財団、財団「星を灯す者たち」の支援を受けている。
フルネルは故郷サルグミーヌでピアノを始めたのち、ストラスブール音楽院、ザールブリュッケン音楽大学で学んだ。同時にG.マニャンのもとで、現在もメンター(師)の一人として薫陶を受けている。また16歳でパリ国立音楽院に入学し、B.エンゲラー、B.リグット、C.デゼール、M.ダルベルトに師事。2016年9月から5年間はブリュッセルのエリザベート王妃音楽院でL.ロルティとA.クユムジャンから指導を受けた。
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